心理学を学ぶための方法

自分自身が壁にぶつかった時や、誰かから悩みを打ち明けられた時に、心理学の知識は解決の糸口を見つける一助となってくれます。心理学に興味がある人は、多様な学び方がありますので、自分に合った方法で学ぶようにしましょう。大学の心理学部や心理学科に通えば、体系的に心理学を学べるだけでなく、資格を取得したり、心理学の知識を生かした就職先を見つけたりしやすくなります。より気軽に心理学について学びたいなら、大学の公開講座やカルチャースクールの講座を受講するとよいでしょう。心理学関係の書物は、公立の図書館でも取り扱っています。お金をかけずに知識を身に付けたい人は、図書館を利用するのもおすすめです。

実験系心理学と臨床系心理学

心理学は、研究方法の違いから、実験系心理学と臨床系心理学の2つに大別されています。実験的手法によって得られたデータを重視する実験系の心理学は、研究するにあたって専用の統計ソフトや器具を備えた専門的な研究設備が必要です。残念ながら、カルチャースクールや通信性講座では実験系の心理学を学べるところは殆どありません。通信制講座やカルチャースクールで学べるのは、臨床系の心理学が中心です。臨床系の心理学は、人間の行動を観察して考察することから心理を探ろうとするものです。皆さんが心理学と聞いた時に思い浮かべるイメージに近いのは、おそらく臨床心理学ではないでしょうか。臨床系の心理学を学んだ人のなかには、カウンセラーとして活躍する人も数多く見受けられます。

心理学の大学を卒業する事によって専門的な資格を取得できます。就職に有利になる資格も多く年収にも期待ができます。